Polyphone とは?
“Polyphone” は “Viena” のようなサウンドフォント編集アプリの一つです。
GUIが洗練されていて、オープンソースかつマルチプラットフォームであるアプリであるのが大きな特長です。
今回はこちらのアプリを使用して一つのサウンドフォントを作っていきます。
作ってみよう
Waveファイルを用意します。フォーマットはBit Depthが32bit以外のWaveファイルであれば何でもインポートできます。
メニューから File > New… を選択します。
新しいこのダイアログが出てくるので名前を入力します。
(SoundFontの名前は後でも自由に変更することができます)
画面上の波状のアイコンをクリックしてサンプルをインポートしましょう。
よくわからなければアイコンの上でマウスオーバーすると “Import an audio file” と出てくるやつをクリックします。
連番もしくは Key Number 順でまとめてインポートしてしまいましょう。これがコツです。
こちらの画像にあるサンプルは36番から3音飛ばしで80番までサンプリングしています。
また、留意点としてとても重いサンプルの場合は比例してインポートにとても長い時間がかかるので、平常心を保ちながら気長に待つこと。
インポート完了するとこんな感じに Samples の中に L/Rが分離されたサンプルがあると思います。
これはSoundFontの仕様ですので安心してください。以下に続きます。
サンプルの音量は Tools > Sample > Change volume からノーマライズしておきましょう。これが Polyphone を使う理由です。
決して Attenuation | -6 なんて入力しないでくださいね。お約束ですよ。 アプリ依存のことが有りますからね。
Normalize は 100% に設定しないでください。サンプルがクリップを起こします。
またクリップを起こしていなくても再生エンジンによっては出音時にひどい音になる場合があります。
画面上の鍵盤とスピーカーの絵が書かれているアイコンをクリックしてサンプルをインポートしましょう。
よくわからなければアイコンの上でマウスオーバーすると “Create a new instrument” と出てくるやつをクリックします。
またかよ。と思うかもしれませんが、今度は入れ子要素である Instrument Name を入力します。
外部からそこまで見られるものでもないですし、適当に名前をつけて問題ないと思います。
作成した Instrument の名前が出現するので、先程インポートしたサンプルを選択して D & D しましょう。
バインドが完了するとこんな感じに Instrument の中に作成した Instrument、その中にインポートされたサンプルがあると思います。
以下に続きます。
ここで重要となるのがこちらの設定です。ここでは解説いたしませんので、他サイトを見るなりして設定してください。
僕みたいな玄人にとってもこの設定はとにかく骨が折れます。
しかしながら Polyphone はテーブルの値をコピーすることができるのである程度楽にできるのが大きな特長。
なお、 Key range と Velocity range の設定は Polyphone ビルトインのGUIで設定することができます。
本当に便利なのでぜひ使ってみてください。
赤い音符のアイコンをクリックしてサンプルをインポートしましょう。
よくわからなければアイコンの上でマウスオーバーすると “Create a new preset” と出てくるやつをクリックします。
もう何も思わないかもしれませんが、今度は親要素である Preset Name を入力します。
Piano とか Dirty Bass とかキャッチーな名前を使うとよいです。
これが終わればセーブしましょうセーブ。セーブは大事です。
終わりに
お疲れ様でした。こちらの画像はLMMSで作成したサウンドフォントを使用しているスクリーンショットになります。