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Chromeのメモリ使用量を削減してくれるThe Marvellous Suspenderが頼もしい

The Marvellous Suspenderは、ChromiumベースのWebブラウザ向けの拡張機能です。現在利用しているタブ以外にあまり利用していないとみなされるタブを、指定時間後自動的にオフライン化することでリソースの節約を図ってくれるというとても便利なプラグインです。ブラウザ内で多くのタブを開いており、メモリが逼迫しているという場合、この機能はとても役に立ちます。

https://chrome.google.com/webstore/detail/the-marvellous-suspender/noogafoofpebimajpfpamcfhoaifemoa

使い方

プラグインをインストールして設定を開きます。ここで設定した項目は自動で保存されます。

Settingsでは、お好みでタブをサスペンドにする時間や条件などを調整したり、逆にオフラインにしたくないサイトなどを指定できたりします。きちんと設定すると利便性が上がります。

Settings

Session managementでは、過去に閉じたセッションのアーカイブが残っているので、ここから見返したり復旧できます。

Session management


Keyboard shortcutsでは、お好みの動作とキーボードショートカットを関連付けて設定できます。ここでの設定のみ Change shortcuts ボタンを押す必要がありそうです。

Keyboard shortcuts

開かれずにしばらく経ったタブはアイコンの色が薄く表示されるようになり、スリープ中のタブであることがわかるようになります。

色が薄く表示されているタブが閉じている

閉じたタブを開くと、タブがサスペンド中であることを知らせる画面が表示されます。

クリックすると、読み込み動作を経て再度サイトが閲覧できるようになります。

導入に至った経緯

このような拡張機能を導入した経緯については、過去に4GBのメモリしか積んでいないPCを利用していたこと、及びこのプラグインの前身となるThe Great Suspenderという拡張機能を利用していたことの2つがあります。今回は後者について語ります。

The Great Suspenderの後継として

The Great Suspenderは、The Marvellous Suspenderの親分です。親分よろしくChromiumベースのWebブラウザ向けの拡張機能であり、機能もThe Marvellous Suspenderと全くの同一のものとなっています。ではなぜ親分の方を使わないのか、というところでしょう。実のところはある騒動によって、このThe Great Suspenderの開発はバージョン v7.1.6を機に止まっており、The Marvellous Suspenderはそのバージョンから引き継がれて開発されているものです。

下図はThe Great Suspenderの引継ぎ直後に配布されたThe Marvellous Suspenderの拡張機能の設定画面と、もともとのThe Great Suspenderの設定画面の比較です。上側がThe Marvellous Suspenderで、下側がThe Great Suspenderです。2つの間で、バージョンは0.0.0.1しか違っていないことから、The Marvellous Suspenderはバージョン番号の観点から、The Great Suspender v7.1.6のフォーク(引継ぎ)であることがわかります。

The Marvellous Suspender と The Great Suspender のスクリーンショット

The Great Suspenderに関する騒動

もともと、The Great SuspenderはGitHub上にソースコードが置かれており、外部からこの拡張機能に関して意見、要望、バグ報告などを立てられるスレッドのようなものである、Issueをユーザーが自由に立てることができる状態でした。来たる2021年11月、このThe Great Suspenderにパスワードを盗み取られたり自動で閲覧履歴を送信する可能性のあるトラッキングコードを含むマルウェアが含まれていたことが明らかになりました。かつてのメンテナーが、悪意を持った組織に拡張機能を売却したことが発端とみられています。

URGENT: SECURITY: New maintainer is probably malicious · Issue #1263 · greatsuspender/thegreatsuspender · GitHub

そして2021年2月4日、実際にChrome ウェブストア上で同アプリが削除されるとともに、すでにインストール済みのものに対しては自動でプラグインが無効化される処置がなされました。以下の画像はマルウェアを含んでいるプラグインについて警告を出しているChromeの画像です。

マルウェアとして最新版の機能が停止されているスクリーンショット
マルウェアとして機能が停止されています。

筆者はこの知らせを耳にして、対策として挙げられていた方法で最後にGitHub上でアップロードされていた以下のバージョンを、Chromeの管理者モードを通じてインストールするという対策を取っていました。しかし、これでは今後のアップデートも期待できそうになく少し不満です。このようにして代替となるような拡張機能を見つけるに至りました。

https://github.com/greatsuspender/thegreatsuspender/releases/tag/v7.1.6

おわりに

筆者はもはやChromeは使わずに日常ではMicrosoft Edgeを使っています。Edgeにはもともと効率モードとよばれる、この拡張機能に等しい機能がついているため、本拡張機能は不要です。ところがどっこい、Edgeの翻訳品質はとことん悪いです。悪い翻訳がつくくらいならすべて英語のThe Marvellous Suspenderの方がずっと良いとは思っているのですが、やはりそこは自分なりのこだわりがあるのです。

Edgeの効率モードは便利です

リンク

筆者が情報を得たReddit上のスレッドとThe Marvellous SuspenderのGitHubリポジトリを紹介しておきます。

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