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ASRockのマザーボードでfTPMを有効化してもWin11非対応と出る症状とその対処法
この記事を実際に行った場合でも、期待通りの動作は保証しないのですべて自己責任で行ってください。本記事はBIOSアップデートなどの危険度が高い作業を伴います。
環境
2021年3月に組んだ自作PCを使用。
マザーボード | ASRock B550 Phantom Gaming 4 |
BIOSのバージョン | 1.20 |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X @ 3.6GHz |
メモリ | DDR4 16GB |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
ストレージ | 2TB SSD SanDisk SDSSDA-2T00-J26 Serial ATA 接続 |
パーティションテーブル | GPT |
セキュアブート | 有効 |
CSM | 無効 |
AMD fTPM Switch | AMD CPU fTPMに設定 |
症状
上のようなWindows 11のインストール環境を満たす環境であるにも関わらず、「PC正常性チェック」を受けるとTPM 2.0 が有効になっていないと怒られる。
また、UEFI上でTPMのサポートを確認しようとしても「見つかったセキュリティーデバイスはありませんでした」と表示されてしまう。このRyzen 3700XにはfTPMが内蔵されているはずなので、これは事実と反する。
対処法
BIOSを最新版にアップデートする。
※以下の作業はBIOSのデータを吹っ飛ばす可能性もあるので慎重に行う。吹っ飛ばすとマザーボードが産業廃棄物になるので注意。
https://www.asrock.com/mb/AMD/B550%20Phantom%20Gaming%204/index.jp.asp#BIOS
マザーボードの型番を確認し、ASRockのWebサイトから適合するBIOSのイメージファイルをダウンロードする。今回は2021年9月20日時点で最新版であった、2.10を選択した。
以下、具体的な手順はマザーボードによって異なるため、本記事では省略する。必ずメーカーのマニュアルを参照すること。
結果
BIOSのアップデートを適用後、再び「PC正常性チェック」を走らせると成功した。また、「TPM 2.0 Device Found」と表示されており、CPU内蔵のfTPMも正しくUEFI側で検知できていることがわかる。
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