ハイブリッドシンセサイザー、Odin 2の特徴としては、まずはその名にかけて多彩なオシレーターが存在することでしょう。できる限り紹介していきたいと思います。

- Analog Oscillator
一般的なシンセサイザーと同じように、ノコギリ波、パルス波、三角波、サイン波を兼ね備えています。 - Wavetable Oscillator
SurgeやSerum、Lithのようなウェーブテーブルシンセサイザーです。ただし、AsymmetoricやWavefoldなどといった波形単位での代表的な波形の変形はできず、波形の開始位置設定 & モーフィングのみが可能となっています。デフォルトのパッチは結構ある模様。デフォルトでModEnvelopeにルーティングされています。

- Multi Oscillator
ユニゾンはここから行うことができます。波形選択は、Wavetableのパッチから行うことができ、古典的な4つの波形もClassic Analogより選択できます。 - Vector Oscillator
計4つの波形を割り当てて、それぞれX,Yノブを使ってモーフィングできます。 - Chiptune Oscillator
Lo-Fiなオシレーターです。簡易的なアルペジエーターはまだ実用には耐えがたいものではありますが、波形自体は御覧の通りビットクラッシャーがかかったような状態で、非常に心地いい音色です。

- FM / Phase Mod Oscillator
この二つのオシレータはそれぞれ別のものとして分かれていますが、2つのオシレーターを用いたモジュレーションが可能となっています。波形にはWavetable Oscillatorで使用されている波形も使用可能となっており、様々な音色を作ることができそうです。

- Noise Oscillator
ホワイトノイズを生成可能なオシレーターで、簡易的なLowpass / Highpassフィルターが実装されています。 - Wavedraw Oscillator
実際に波形を書いてオシレータの波形として使うことができます。いわゆる「波形メモリ音源」みたいな感じ。

- Chiptune Oscillator
上のをさらにビット深度やサンプリング周波数を減らすなどしてLo-Fi化したもの。 - Specdraw Oscillator
基音に対してそれぞれ倍音をそれぞれ付加することができる加算シンセサイザーです。

これら上三つのオシレータはその他アルゴリズムの波形としてそのまま使用することが可能となっています。