FL Studioを触ってみて初めて思うであろうことは、きっとパーカッションの「打ち込み方の多さ」でしょう。
例えばこんな打ち込み方が考えられます。
- プレイリストにそのまま音声ファイルを貼り付ける
- ドラムを一つのパターンにまとめて打ち込む
- ピアノロール + チャンネルラックでそのまま打ち込む
- ステップシーケンサーを利用する
- ドラムを一つのチャンネルにまとめて打ち込む
- FPC / DirectWaveなどのサンプラーを利用する
- Layerを使ってチャンネルの楽器をマッピングする
- サードパーティーのサンプラーを利用する
ざっと数えただけでも様々な打ち込み方をしている人がいることでしょう。ただし僕は適材適所に使い分けることができればどれも良しと思っています。そんな適材適所、それぞれの手法の利点を想定しながらいくつか以下にまとめてみました。
プレイリストに音声をそのまま貼り付ける
たとえば、サンプリングを多用した曲を作りたいときや、音声をストレッチしたり細かくスライスしたいと思ったときなど、この方法はとても合理的です。
なぜなら、この方法をとれば貼り付けたいサンプルを直感的に任意の場所でスライスすることができるし、ストレッチも自由自在だからです。
つまるところ、このような用途では、プレイリストに貼り付けるやり方は合理的ですが、ピアノロールに打ち込む方法は不適切と考えられます。この手法の短所といえばトラックが増えてくるとコピペが煩わしくなることでしょうか…。

ステップシーケンサーで打ち込む
とにかく楽をしたかったらこっちを使うのがいいのではないでしょうか?
偏見ですがプロはこれを使わない傾向にある人が多い気がします。プレイリストからの視認性が悪いのが主な原因でしょう…恐らく。。。

チャンネルラック + ピアノロールで打ち込む
ハイハットやその他パーカッションにピッチやパン、強弱を設定したいと思ったとき、これらの操作はプレイリスト上では行うことはできません。この場合、このような方法をとると以下のような利点があります。
- ドラムトラックを一つにまとめることができるのでコピペが楽
- プレイリストからの視認性も良い
- FL Studioで評判の使い勝手の良いピアノロールの利点(ランダマイザーやアルペジエーターとか)をそのまま享受することができる


Layerでチャンネルの楽器をマッピングする
- 一つのチャンネルのピアノロールから全部を打ち込むことができる
- ちょっとスマートに見える
設定がちょっと難しい上、一つのチャンネルに対してできることはステップシーケンサーで打ち込むのと変わりません…。
これについての解説は、別の記事にまとめてありますのでぜひご覧ください。
FL StudioでLayerでチャンネルをまとめてドラムを打ち込む方法
